ここは小ネタポケスペログ場です。
短い話がいっぱい。設定もなんでもありで詰め込んでます。
お話の後の小さいのはコメントです。
↓のタイトルをクリックするとそのお話のところにとんじゃいます。
・猛暑日のあるひととき(ルサ/学園パラレル)
・ひとり、かんがえること。(ルビー)
・村人が語る物語の始まり。〜ファンファーレは盛大に〜(ゴとシルとクリ/パラレル)
・天気予報はうそつきだ。(キララとコハク/子供ネタその3)
・いつかの誓い(ルサ)
・藍を愛せば紅暮れぬ(ルサ)
・ばーか(ゴールドとシルバー)
・名前も知らない、(ゴシル※カプもの)
・ジレンマの上に愛(ゴシル※カプもの)
・猛る熱情・灼熱の恋(ルサ)



『猛暑日のとあるひととき』
蝉が鳴いている。
熱波が上空から降り注ぐ。
アスファルトの照り返しが目に痛い。
草木の緑がとても濃く、見上げた空には
雲一つない。
夏、だ。
「ルビー!遅かよ!!」
「そんなに急がなくても、図書館は逃げないよ」
彼女が着てる白いワンピースが眩しい。
・・・プレゼントしたのは僕だけど。
我ながらいい仕事をしたと思う。
「なーに笑ってると!」
「なんでもない。それよりちゃんと前見て
歩いてね」
こういう夏の一瞬が、最近どうしようもなく愛おしい。
−−ルサ・図書館に宿題をやりに行こう
夏、今年の夏、一度きりの夏。
私がサファイア愛しくてたまんないんですって(笑)



『ひとり、かんがえること。』
死後の世界なんてとても曖昧で不確かなものだけど、
もし、天国や地獄が存在して、
そこの遣いみたいな者たちが、
あなたは生きていたとき何をしましたか
と問うならば、胸を張って
「サファイアに。彼女に出会いました」
そう言えるだろうなあ、と、
漠然と考えてみたりした。
・・・考えてみたり、した。
――ルビー・考え事
僕の奥の奥底で、100%揺るがない一つの事実。
しっかり根付いちゃってます。ふふふ。



『村人が語る物語の始まり。〜ファンファーレは盛大に〜』
とある村に、3人のこどもがいたんだよ。
所謂幼馴染というヤツで、家が近いのも手伝って、
よく3人で遊んでいたんだ。しかし、世は魔物跋扈する
剣と魔法の世界。3人は、決して村の外に出ることを
許されなかったのさ。好奇心旺盛なこどもたちをなだめる役は、
とうとう村はずれに住む変わり者夫婦に回っていってね。
それが、物語の序章の始まりさ。
その変わり者夫婦はね、かつて冒険者ってヤツだったのさ。
当然、村の外ばかりか世界中、くまなく冒険してきたような
ふたりでね。その方面じゃ名前を知らない者はいないって
言うんだ。そういう外の「ホンモノの話」を、ふたりは
こどもたちにたっぷり聞かせてあげたんだよ。
外に出ることが出来ないかわりにってね。
ただ、話を聞いただけで終わるような3人じゃなかったねえ。
その夫婦の話に、外への憧れがいっそう強まっちまったのさ。
そんで、3人は約束した。
「おっきくなったら、さんにんでいっしょにせかいじゅう
たびしてまわろう」
ってね!そんためにゃあ、力が必要だ。無力なまんま出て行ったら
殺されに行くようなもんだからね。だから3人はその夫婦に
頼んだのさ。「剣と魔法を教えてください!!」
最初は断ってた夫婦だけど、3人の熱意にほだされちまってまぁ。
結局、2人の男の子に剣を、女の子に魔法を教えてあげることに
したんだよ。
こどもなんてあっと言う間に成長しまさあね。手足もぐんぐん
伸びて、3人は一人前になっちまった。夫婦ももう教えることは
何も無い!って感じでね。村としては、盛大に送り出してやるしか
ないじゃないか。決意は固かった。こどもの約束でもね、宝石みたいに
キラキラしてさ。その夢、つぶしちまったら大人じゃないだろ。
とある日、村を出て行った3人の顔といったらね、ホント輝いて
ましたわ。この3人だらね、絶対世界まわってくるねって、あの
夫婦も断言するくらいだよ。村のもんも安心して送り出したのさ。
世界全部まわったら、絶対帰ってきなって、約束させてねえ。
・・・ん?あたし?あたしかい?あたしはしがない村人Aって
やつさ。あんたらみたいに話聞きたがる連中が、あっちこっちから
大勢やってくるからさ。あたしの語りがおもしろいってんで、
村の連中全部あたしにその役押し付けやがった。まあいいけどね。
3人はまだ帰ってきてないよ。話じゃ、行方知れずだって?
死んだとか抜かしてるやつもいるようだけど・・・あ?
そう言ったヤツ知ってる?今度つれてきなよ。横っ面ぶん殴って
やるよ。あの子らはね、生きてるよ。根拠?ないね。
ただねえ、勇者とか英雄とか肩書きのっけられちまってさ。
そんなもん欲しくて冒険したんじゃないんだし、おちおち
世界もまわってらんなかったろう。今度こそ、こどもの頃の
約束はたして、かけずりまわってんじゃないのかい。
もうずいぶん顔も見てないけど、帰ってきたら土産話を
たんと聞いてやるつもりさ。当分飽きないだろうね。
んん?なんだい?もっと続きが聞きたいってかい?
しょうがないねえ。ここからは人づてに聞いた話になるけど、
それでもいいのかい?・・・あいやわかった。
話してさしあげあしょう。
ゴールドと、シルバーと、クリス。
3人が最初に立ち寄ったのはね・・・。
――ファンタジーパラレル・ジョウト三人組
ミニ企画でのリクエスト品です。
「エピローグのその後に」と設定がリンクしております。
リクエスト、ありがとうございました!!
で、おまけ↓
「もう二度とお前に地図は任せん」
「あんだと?一回くらいのミスで決め付けてんじゃねーよ!」
「地図を逆さに見るようなやつに、これからを任せられるか!!」
「ちょっと2人ともやめなさい!ここはねえ、懸賞金ランクAの
魔物の森なんだから、油断してたらそこらへんから『グオオーー!!』
そうぐおおーって・・・え?」
「やべっマジででやがった!」
「クリス、下がれ!魔法で援護してくれ」
「う、うん!了解!」
「こらシルバーてめえリーダー面してんじゃねえー!!」
「阿呆!!いっぺん死ぬか!?んなこと言ってる場合じゃないだろう!」
「だーかーらーもー!!やめなさいって言ってるでしょー!」
『グ・・・?(俺、どうすればいいわけ?)』
「今日こそとどめは俺がさすからな!」
「できるのか?お前に」
「んもう・・・いっつもこうなんだから・・・。
2人とも、剣をかざして!その魔物の弱点は
水だから・・・魔法剣!オータ!」
「よっしゃあああ!!!」
「大地よ、その御身体に、穢れを堕とす者を捕縛せよ!」
「よし、動きを止めたな」
「いくぜ!!!」
『グアアアアーーーー!!』
「証拠の、魔物の眼球・・・採取完了っと」
「そんなんで証拠になんのか?」
「この魔物の眼球は、死なないと絶対に取れないの。
証拠品は魔物によって異なってくるけど、今回は
これで大丈夫」
「ふうーん」
「これで当分は宿の心配はしなくてすむな」
「全く・・・誰かがサイフ、すられなきゃ、ね・・・」
「本当だな。どこかの誰かが注意力散漫だったせいでな・・・」
「・・・!!その誰かって俺のことか!!?」
「「もちろん」」
「だーーーーっお前らなああああ!!!」
こんなことやってる3人組が、世界を救うことになるなんて。
本人たちも、全く知らないまま。
旅は、物語は、静かに静かに動き始めていたのである。
呪文詠唱はなんぼでも思いつきますが魔法名はからっきしです!誰か考えて!(笑)
序盤では頼りなくても最終的に一番化けるのはゴールドだと思ったり。



『天気予報はうそつきだ。』
からから。ひきずる傘の音。
頭の上には熱波を全力投球してくる丸いアレ。
青い空、白い雲なんていうが、白い雲なんて
今日は影も形もありゃしない。
もちろん塵ほども。
「おーい。遅いよ。もっと早く歩けないの」
「うるさい。なんでキララはそんな元気なんだよ」
「あたしは普通!コハクがへばってるだけだじゃない?」
(ぜってー違う)
最近とみにキララのバケモノぶりを感じる。
主に体力方面で。あと五感とか。獣並みだ。マジで。
親父曰く、そこらへんは母親に似たらしいが・・・。
サファイアさんが?疑問を感じざるを得ない。
いや、やけに元気な性格なのは知ってるけど。
「もうヒイロもコーラルもとっくに着いちゃってるだろうなあ」
「・・・こうなりゃ・・・」
「へ?」
取り出したモンスターボールから出てきたのは、
ギャロップだ。余計暑いと思われるようだが、
ポニータの頃から育てたコイツは炎の鬣の、勢いや
温度を自在に変化させることが出来るようになってる。
うちで飼ってたやつだけど、今回連れてきておいて良かった。
というか、最初からこうすればよかったんだよな。
何律儀に炎天下で歩いてんだ、俺たちは。
「あ!ぽろろ!」
「(勝手にあだ名つけんなよ)乗れよ」
「え、いいんだ?」
「・・・遅れてるんだろ。飛ばすからつかまってろ」
「・・・うん。ありがとう」
キララは身軽にギャロップに飛び乗った。
相変わらず頭の上の丸いアレは熱波を容赦なく叩きつけてくる。
雲も一片だってないし、風なんか皆無。黙ってれば熱中症で
絶対倒れてしまうような天気。
だけど、それとは別の熱が、腹の奥辺りでちりちりした。
(そういえば、こんなに近くにキララが居るのは、久しぶりだ)
「コハクってさ、背伸びたよね」
「・・・別に」
ああ、頭が痛い。
――子ネタ・キララ(ルサ子)とコハク(ゴークリ子)
だれか未来を見てくれないか。
(何も変わらず今のままで居られたら一番いいのに)
(頭は勝手に大人になっていってしまう)
コハクは家で大人しくしてる(させられてる)サファイアしか知らないんで(笑)
ヒイロはレイエ子、コーラルはグリブル子の名前です。



『いつかの誓い』
彼女はとてもとても可愛くてとてもとても綺麗な人だった。
昔から。
今も。
僕が話す些細なことにも笑顔を向けてくれる、おとなしくて、
でも好奇心は持ってて、会うたびきれいになっていく彼女が
眩しくて、僕は君が好きなんだ。
「あっ、ルビー。こんにちは」
「こんにちは。その子はどうしたの?アチャモだよね!」
「お父さんが、世話してほしいって。ほのおタイプの子
なんだけどね、だっこしてると、すごく暖かいの」
「もう随分懐いてるじゃないか」
「そうかな?そうだったら、いいな」
そう言って、うとうととするアチャモを優しく抱きしめる
彼女の顔はひどく穏やかで。暖かい温度を帯びて、
笑んでいた。
「ねえルビー。いつか、家を出て旅に行くのよね」
「そうさ。強くなって、僕もリーグで優勝するんだよ」
「そのときは、わたしも、この子も一緒に連れて行ってね」
ひかれた服の袖。
ゆるやかな時間の流れと、暖かな君の光と、
胸の中の小さなうずきと。
全てに名前を付けるには、僕たちはあまりにも幼くて。
ただ僕は、彼女のあの温度を、笑顔を、優しさを
失うことが絶対にないように、守ることを誓っていた。
「サファイア」
「わたし、ルビーと一緒に、もっといろんなことが
知りたいの」
日の光がこんなにも眩しいのは何故。
−−ルサ・もしあの事件がなかったら
なかったら、です。こんなかなあと。ルビーは活発少年、
サファイアは大人しい女の子として、やっぱり仲がいいままだったろうなという妄想。



『藍を愛せば紅暮れぬ』
「ルビー」
何やっとんの?
草原のど真ん中、大の字になってぶっ倒れていたら、
愛しの藍色が僕の顔を覗き込んできた。
あんたがそんなことするなんて、珍しか、と
身を引きかけた彼女の腕をとり、軽く引っ張ると、
簡単に僕の腕の中におさまる。
「君の事、待ってたのさ」
「・・・相変わらず、恥ずかしかセリフば
吐くとね」
「君だけにね」
にっこりと笑って彼女の滑らかな頬をなぞるように
撫でると、サファイアはくすぐったそうに身を
よじって軽い抵抗をした。
「僕のこと探してくれたんでしょう?」
「父ちゃんが、呼んどるもん。当たり前ったい」
素直じゃないね。そこも、可愛くてしょうがないんだけど。
これは心の中で呟くにとどめて、僕は頬を撫でた手を
そのままおろし、彼女の腰に手を添えた。
「なに、」
「もうちょっと、いいでしょ?」
仰向けの僕の上で彼女が身を起こす。
サファイア、と囁くように名前を呼べば、
困ったように笑った顔に、桃色が散る。
「・・・・・・もう、よかと」
そのまま、彼女から降りてきた啄ばむようなキスを
受け止めて、僕は彼女をもっと強く抱き寄せた。
隙間がなくなるように。
もっと一緒で居られるように。
なんかもう二人はらぶらぶしてればよかとですよと書いたもの。



『ばーか』
「ばーか」
「・・・」
「何アホ面してんの!」
「開口一番ののしられていい気分なわけないだろうが」
「ほめ言葉だぜ?」
「まさか」
「ばかって言い合えるくらい親しい間柄ってことだろー」
「・・・」
「俺はお前と友達になれて嬉しいんだぜ?」
「・・・・・・ばーか」
「・・・うわっむかつく」
「だろうな」
ゴールドとシルバー
本人たちに全くその気のない罵り合いが好き。
大丈夫大丈夫わかってっからって感じで!



『名前も知らない、』
「おい、どうしたんだよ」
「・・・なんでもない」
先程の戦闘の際、敵のポケモンの攻撃がかすった。左腕だ。
それなりに血は出ているものの、たいした傷ではないから
あとで自分で処理しようと考えて奴から見えないよう
さりげなく隠している。
それは心配させたくないとかそういうぬるま湯のような
心がけではない。単なる意地だ。下手を打ったところを、
奴には見せたくないとか、そんなモノ。
断じてそれ以外のものでは、ないはず。
奴との間に「はったつもり」でいる、うすいかべ。
「早く先に進むぞ。要らない心配をしている暇があったら
さっさと歩け」
「へーへー。わかりましたよ」
気付かれてない。安心した。
気付かれてしまったら、とひどく張り詰めた緊張を抱えて
いるままなのは正直疲れる。早く日が暮れてしまわない
だろうか。そうすれば、そんな緊張いらなくなるのに。
「・・・なんて、な」
唐突に、前を歩いていた奴が振り返った。
さっと近づいてきた奴に、傷のある左腕をとられる。
「っ・・・」
「お前、嘘下手だよな」
いくらか乱暴に袖をめくった奴は、傷を見て顔をしかめた。
リュックの中から救急箱を取り出して、処置をして、
意外なことに包帯は綺麗に巻かれる。
巻く力が妙に優しいような、・・・気のせいだ。
「・・・」
「この俺が!気付かないとでも思ったか?
お前のことは、お見通しだっつの」
「・・・」
「だいたい俺にゃ見せたくなかったってとこだろーけど」
包帯の端と端が結ばれる。
「無理すんな」
「!」
心配する身になってみろ。
そう付け加えてから奴は離れて、また歩き出した。
「・・・すまない」
うまく声が出せなかった。
ああ、この喉が焼け付くような感覚に、名前はあるのだろうか。
「・・・ま、いーってコト」
わざとか、振り返りもせず返事した奴に、このときばかりは
したくもない感謝をした。
「あーぁ、日が暮れてきやがった。そこらじゅう赤ぇや」
なぜかと言えば、耳が熱くてしょうがなかったからだ。
――ゴールドとシルバー
わけのわからない焦燥が腹の底に溜まっていく。
どうしたらいい。
コンビ・友情だとさわやか青春なのに、カプにすると
途端ほろ苦いイメージになるゴシルが好きです。
シルは悪い人だとおもいっきり攻めなんですがねー(笑)(内輪?ネタ・・・)



『ジレンマの上に愛』
「世界が俺の思う通りに動いたらよかったのに」
と、シルバーが唐突に言った。
「なんで」
「・・・少なくとも、お前なんかのことで
悩まずにすんだ」
「悪かったな」
「・・・・・・」
互いに背中を預ける形で座っている。なんとなく
体温が伝わってくる。高くも低くもない。
窓から入ってくる西日は俺だけを焼いている。
不公平だな。
「・・・お前さぁ」「・・・」
「もしホントに世界を思った通りに動かせたと
してよ、俺と会ったことなしにしたりするわけ?」
自分でもなんでこんなこと聞いてんのかわかんね。
「・・・・・・しな、い」
「なんで」
少しの安堵と2度目の問いかけに、シルバーが
初めて身じろいだ。座り方を変えた。
「・・・したら、つまらない」
「でも俺のことでいらん悩み抱えるんだろ」
「抱えたっていい」
「・・・さっきと言ってること矛盾してんぞ」
「知っている」
「意味わかんね」
それも知っている。言いながら、シルバーは
いつの間にか向きを変えていたのか、
俺の背中に、額をあてた。
「ただ『ここ』にいたい」
「!」
「そう、思えはする」
「・・・そっか」
別に、ずっと居ていいぜ。俺はどっかに
いったりしねえから。
そう喋りながら振り向けば、あいつは
笑った。綻ぶように、笑った。
笑っているなら、それでいいのだろう。
さらさらの赤茶の髪を梳いて、俺は
とりあえず、笑い返してから抱きしめた。
ゴールドはほんとにいい漢だよ。いたら惚れるよ。
あと書いといてなんだが第2弾、綻ぶように笑ったシルバーが想像できない(爆)



『猛る熱情・灼熱の愛』
「すき」
雨だった。スコール。叩きつけるような大雨。
バケツをひっくり返したようななんて陳腐な表現の許されない
自然界の猛威、荒ぶる水滴あらゆる不必要が排除された水の嵐、
僕も彼女もそれらを全身にあびてまとって衣服が張り付いて
とても重かった。それでも傘という物体は今夜の雨に対しては
無粋なアイテムに過ぎずだからこそ僕は何も持たずに彼女を追って
家を飛び出した。きっかけは些細だったけど間違いなく僕の言葉は
彼女を傷つけ彼女が僕に嫌悪の言葉を叩きつける要因であったし、
ということは多分今の状況もある意味では僕が作り出したものでも
あるんだろうと妙に冴えた頭の中で考えてこちらを向く対の藍色を
正面から受け止めて、そのあと首筋に唇を落とした。
「すき、と」
「・・・うん」
顔を流れていくのが雨粒なのか彼女の涙なのか。
ただそれはひどく、熱い、ような、気がしていた。
冷たい嵐の中で彼女の体温が燃えるように感じられた。
どこまでも清く美しく誇り高い熱が彼女だった。
「あたしは、あんたが、すき」
「うん」
「どうしようもないくらい、だいすき」
「・・・」
百万の星、八百万の神、どうか見てくれるな。
この藍色の少女を愛しすぎたこのただ一人の男を見てくれるな。
彼女のためにどこまでも無様になれる僕を見てくれるな。
これからの僕と彼女から、目をそらしていてくれないか。
さもなければ僕は彼女に触れる空気にさえ嫉妬する。
「サファイア」「ルビ、っ」
首筋に落としていた唇で、今度こそ吸い上げた。
抱きしめて。
「愛 し て る」
ああ教えてください、この身が焼け尽きそうな愛の名を!!
久しぶりに筆がノッた感じで書けたルサ。一応書きますけど、
及んではいませんよ?(笑)やっぱり私はルサだなあーと改めて思いました。
しかし、ほんとにうちのルビーは愛してる愛してる言いすぎ・・・(笑)


