小ネタFRLGログ置き場@です。
ここではMy主人公設定のお話を置いています。
♀主→アスカ、ライバル→サトルとなっています。
順番は関係なしで並んでます。
お話の後の小さいのはコメントです。
↓のタイトルをクリックするとそのお話のところにとんじゃいます。

信じていいのか、ご主人様。
キラキラ雨
なんでこう頻繁に会うの
決して遠くない空に
何もない。
いつか訪れるまこと。



『信じていいのか、ご主人様。』

「ごめんね。ごめんね・・・」
そう言って俺の主人は俺をボールに入れたまま草むらに放置した。
最近なんとなく様子がおかしいとは思っていたんだ。
詳しい理由は兎に角よくわからないが、俺が重荷になったんだろう。
幸いボールはロックされていなかったから中から抜け出して、
それから数ヶ月が経っていた。
俺が元々いた草むらに返してくれたのは主人の最後の優しさだったのか。
懐かしい草の香りを思いっきり吸い込んで吐き出した後、
なんとも言えない気持ちが広がるのを感じた。
人間っていうのは、そんなもの?信じていつか裏切るのか。
何か事情があったのだろう、(いやあったのだと思いたい)が、
そんな、こちら側が従うしかない状況の中で抗うことは
許されないだろう、と。
こうして俺はまた野生を生きることになった。

筈、だったのだが。。

「ねえねえキミー一緒に行かないー?」
第一印象は、『なんだコイツ』だった。
面と面を合わせて見れば、頭の天辺から足のつま先まで泥だらけ
ではないか。手にボールを持っているからしてトレーナーの
ようだが、へんてこなやつなのだ、これが。
「ねえってばー!ダメ?ダメ?」
ここんとこずっとこうだ!どんなに逃げても追ってくるし
そのくせ話し掛けてくるだけだ。ボールを投げつけてくる
どころか手持ちの一体もけしかけてこないのだ。
今俺が襲ったら、どうすんだよオマエ。
「行こうよーきっと多分おそらく楽しいよー」
どれだけ仮定のハナシだよ。
そんなこんな日が数日続いた・・・
(正直すげー疲れる、とその最中は思っていたのに。)

ある日からぷっつりとアイツが来なくなった。
そして何故か俺は不満だった。ぐるぐると
いやな気分が渦巻いている。なんでだ。人間はもう信用
しないんじゃなかったのか。
いや、でも、心のどっかでわかってたのかもしれない。
なんかアイツは、他のヤツらと違う気がするって。
確証はもちろんない。勘だ。
馬鹿野郎。
誰に向かってつぶやいたかよくわからないまままだ残ってた
アイツのにおいを追った。

「おいで」
追いついた俺に驚きもせずしゃあしゃあと!言ってのけやがった
このオンナ!しかも満面の笑顔つき(一点のくもりもない!)
(ムカツク)最初からわかっててやってたのか。
俺はまんまと策にはまったってわけだ。
多分人間だったら俺は今頬が赤くなってんだろうとか
馬鹿な考えをした後俺はソイツに飛びついた。
ソイツは力いっぱい抱きしめてきた。ちくしょう、暖かい。
「どうしても、無理やり連れて行きたくないの、私」
俺の頭を撫でて一拍、
「だから、来てくれて有り難う。これからよろしくね、
 カノン」
名前まで考えてたのかよ、と内心呆れつつも
きっとコイツなら、と思って俺は目を閉じた。

前の主人と過ごした日々は偽者じゃない。忘れたくない。
だから、それは大事に背負って、これからを行こう。
新しいご主人の為に。

――FR・♀主アスカと生意気なガーディ
     きっとよくある話だけど。


捨てポケモンとかざらにある話かなと。
なんていうか初代って隠してないなーと思います。
人間の非道さとかポケモンを失った悲しみとか、
リアルな気がするのです。





『キラキラ雨』

「雨」
しとしとと雨が降り始めた。雲行きからいって今日は降らない
筈だったから、きっと近くで水系のポケモンが『あまごい』を
したんだろう。カントーの晴れた空から降る雨を見るのは
なんだかわくわくした気分になる。キラキラ輝く水の粒。
「キュウコンの嫁入りだっけか」
1人呟いたまま雨を浴び続けていた。
道無き道も関係なく歩くから、体中泥だらけだったせいで
雨をうけて泥水となったそれがつうっと下に伝って落ちていく。
「きれい」
虹はでなかったけれど、キラキラの中を歩くのはなんとも楽しい。
「風邪ひいちゃったりしてね」
そのまま傘もささずに歩き続けた。

森を出たところでアイツに出くわして、そんでアイツにすごい
剣幕で怒られたっていうのはまた別の話で。
「傘もささないで何やってんだよお前!!」

――FR・♀主アスカとお天気雨(のちライバル)
  アスカは見てくれに無頓着。(汚れたってかまわないんだって)


咄嗟のことになるとうちのサトルは天邪鬼を
装えなくなります。余裕ないねえ(ニヤニヤ)





『なんでこう頻繁に会うの』

「どうしてここであんたに会っちゃうの」
「そんなの俺が聞きたい」
 それは偶然だった。まったくの偶然だった。必然なんかじゃ
 決してないと少なくともあたしは思いたい。

  いつも通り道なんて気にしないで森を突っ切った先に丁度
ポケモンセンターがあったから、数人のトレーナーを倒して
疲れてる皆を休ませようと思って足を踏み入れた。
入ったら受付の人に必要以上に驚かれてすぐ体を流して
きなさいとシャワールームに押し込まれて、さっぱりした後
部屋に戻って新しい服に着替えて、少しそこらでもうろつこうかなあ
まだ仲間にしてないポケモンいるかな?と思って部屋の戸をあけた
目の前に、あいつがいたんだ。
「部屋、隣?すごい偶然だね」
「何回俺の台詞を言ってくれるつもりなんだよ」
そう言ってこいつは呆れ顔をした。いつものことだ。
あたしが何かする度あいつは呆れた表情をして、色々と言ってくるんだ。
きっと、こいつはあたしが気に入らないんだろう。理由はわからないけど。
最近じゃそういうふうに納得するようにしている。不本意だけど。
「相変わらず無理やり連れて行くのは嫌だって言ってるのか?
 これじゃ図鑑完成までどれだけかかることか」
これも会う度言われること。もうあまり気にしなくなった。
あたしはあたし。これを曲げる気は絶対無い。
「私は私のやり方でやる。前にもそう言ったよ」
「・・・まあいいや、バトル、付き合えよ。
 少しは強くなってるんだろーな?」
これも会う度。最初の頃こそ負けっぱなしで打倒サトルを
掲げて旅したものだけど、今は五分五分ってところ。
いつか圧勝すべくポケモンリーグの頂点を目指したりしているけど、
それを言ったところで馬鹿にされるだろう事受けあいなので
黙ってる。(こいつも目指してるらしくジムを私より先に制覇
してることはいただけない)(なんでも私より上手くやってのけるから)
「私の手持ちは疲れてたから休ませてるの。
 だからバトルは無理だよ。その後もね。折角休んだのに
 可哀想でしょ?」
「いつまでも甘ちゃんだな」
サトルに言われたくない。この人、本当にあの偉大なる
オーキド博士の孫なんだろうか・・・。
「甘ちゃんでいいよ。それじゃ私はその辺り見てくるから」
どいて、の意味を含めてサトルの顔を見上げた。
そしたらなんだか知らないけど妙に困ったような表情をして
顔背けた・・・なんなの、いったい。
まあいいや、と横をすり抜けていこうとしたら、左手をはし、と
捕まれる。
「・・・何?」
「あ、いや。・・・その、ついていってやってもいいんだぜ」
「え?」
最初は何言ってるのと思った。でも今は手持ちのポケモンもいないし、
もしもの時のためと思うと、それが最善のことのような気がする。
(「〜してやってもいい」ってことはそうしたいって言ってるんだって
昔からの付き合いでよくわかっているし)
「・・・わかった。危ない時は頼んだからね」
かなり、本当に、しぶしぶと、私は頷いた。

――FR・♀主アスカとライバルサトル
  サトルの考えることは、わかるようでわからないような。


この二人、小さい頃に何がしかあって一本線引いた関係に
なったんですが、アスカはそれを継続していて、サトルはそれを修復したい。
何故修復したいのか。それは、好きだから(ドーン)(笑)





『決して遠くない空に』

「僕、落ちてしまったんだね」
翼は折れた。きっともう飛ぶことは出来ない。
弱々しい声はそれでも言葉を紡ごうと、
細い糸でやっとつなげてるみたいに頼りなく音を並べていく。
そんなことないよと言おうとした喉はつぶれて結局何も言えないまま。
「そんな顔しないでよ。泣きたくなるでしょ」
死ぬわけじゃない。死別じゃないんだ。けれどもどうしようもない
悲しみが胸を埋め尽くすのを、防ぎようがなくて、ただ横で
縮こまってるだけだ。
「もう二度と飛べないだろうって長に言われた。
 だからさ、君は絶対そんなことないように、ね?」
頷いた。
憧れだったのだ。翼を大きく広げて旋回する姿の美しいこと。
いつか絶対一緒に飛ぶと、そう決めた。
でも、ボクが飛ぶ前に、それは叶わぬ夢に。
(見てて。見ててよ。ボクは絶対に飛んで見せるから)
空から見えたもの全てを君に教えよう捧げよう。
「君ならできるさ」
その言葉がボクの風だ。

――ポッポピジョンピジョットの群
  木々に切り取られた藍の空、いつかきっと森を越えて


のちにアスカの手持ちになるポッポと、そのポッポの憧れのポッポ。
飛べない。痛い。つらい。でもあきらめない。





『何もない。』

「私には夢があるの」
「ああ」
「いつかここから逃げ出して、野性を生きるの。
 そしたら、正義のトレーナーさんの手持ちになって、
 悪いやつらをばしばしやっつけるのよ」
 それは同じ檻の中の彼女の夢だ。
 そう、ここは監獄。
 冷たい鉄格子と、それに似た鉛色の床が無表情に
 手をつないでいる。あとは何もない。
「約束よ。そのときは貴方も一緒。
 だから今は、どんなことをやってしまっても、
 正しいこころを忘れないようにしよう。私たちだけでも」
「ああ、約束・・・」
 俺たちは仕事仲間だった。ここでは、俺たちを番号で
 識別している。彼女は72。俺は35だ。
 必要がある時番号を呼ばれ、檻の外に出ることができる。
 大抵のやつは仕事がまわってくると喜び勇んで外へ出て行く。
 普段が普段だ。こんななんの味気もない息苦しい檻の外に
 出られるのなら、喜びもしよう。
 それでも俺は外に出るのが嫌だった。
 何故なら外に出るということは。
「72番!出ろ」
「あ、仕事だわ・・・」
 檻の外から黒ずくめの男が彼女を呼ぶ。
 男の服には控えめに『R』とプリントされていた。
 つまり、ロケット団の手持ちとして、極悪非道の限りを尽くす。
 だから、俺は外に出たくない。呼ばれたくない。
 仕事なんて、したくない。
「じゃあ」
「気をつけろよ」
「わかってる」
「72番!早くしろ!!」 「・・・行ってきます」
 こんな環境の中だからこそ、彼女の夢は形成された。
 正義感の強い彼女にはここは地獄だろう。
 でも彼女は折れなかった。小さなころからここ暮らしだが、
 彼女は一回も折れてない。例え夢が数年叶わないままでも、
 それに向かって輝いていた。・・・でも、俺は。
 おもい音がして鉄格子が閉まる。そこには俺一匹になった。
「・・・」
『いつかここから逃げ出して、野生を生きるの』 
「・・・逃げる?何処に?」
 ここから出て俺たちは生きていけるのか。
 この底辺を生きた烙印は、何処までも俺たちを苦しめるはずだ。
 逃げ出したとしても、結局、きっと、俺たちに明日はない。
「・・・すまない」
 最後まで信じているつもりだった。一緒に夢を見ているはずだった。
 いつの間にか、いつだったか、俺は既に諦めてしまったのだ。
 でも言わない。言えない。彼女はきっと知らない。知らないまま。
 俺はここで、ただ与えられる仕事に無言で抗うだけ。
「・・・すまない」
 誰もいない檻でもう一回呟いた。

   彼女が、
 その日の任務で死んだのを知ったのは、
 次の日の朝だった。

 大怪我をしたのに、ロケット団に捨て置かれたのだ。

  「・・・・・・」

   無音が初めて、骨に沁みた。

――FRLG・ロケット団のポケモン
  とある町の少女がロケット団を壊滅させたのは、
  それからたった二日後のことだった。


擬人化ではないです。ポケモン語。組織壊滅後、彼は
アスカに生きる道をもらい、それを噛み締めて生きていきます。





『いつか訪れるまこと。』

喉が痛い。叫びすぎたからだ。
足が痛い。傷だらけだからだ。
目が見えない。泣きすぎたからだ。
手が痛い。無理に扉をこじ開けたからだ。

力が出ない。あなたがいないからだ。

心が痛い。あなたがいないからだ。

もうあなたがわたしのもとにもどってくることがないからだ。

――帰りを待ち続けたポケモン
  信じていた。途方もない日々の流れさえ忘れてしまえるほどに。


シオンタウンの逆バージョン。大切な主が死んでしまう場合も
あるだろうな、とふと思って書いたものです。







 まだ


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